先般、下記内容のお電話をいただきました。
「7月12日に主人が逝去いたしました。突然の事でしたので、近所の葬儀社へ全て一任いたしました。
葬儀担当者から『菩提寺はありますか?』と聞かれましたが、無い為、お坊さんの手配もお願いしました。
コロナ禍の影響もあり、通夜なしで親族だけ集まり、葬儀のみ執り行いました。
そして、葬儀当日に来られた僧侶を見て親族一同啞然としました。
なんと、茶髪で長髪。色付きの眼鏡をかけたお坊さんがレクサスで登場でした。
寺院控室へご挨拶に行くと、不愛想で、お布施も片手で受け取る始末でした。
そして葬儀開式となったのですが、とにかくお経が下手というか雑でした。
親族はみな素人ですが、素人目から見ても、とにかく変な感じでした。
火葬場で収骨し、自宅で親族一同で夕食をとっていましたら、
案の定、お坊さんの話題で持ち切りとなりました。
話し合いの結果、葬儀社へクレームの電話を入れる事になりました。
担当者曰く、
『いつも来られるお坊さんが都合がつかず、代理のお坊さんが来ました。
私も初対面で、ビックリしましたよ…』と他人事です。
大切な主人を送りだす葬儀が台無しになったことが悔やまれてなりません。
当然のことながら、葬儀のやり直しは出来ません。
せめて次回の四十九日法要は、みんなが『いい法事だったね』と言ってもらえる法事にしたいです。
【お坊さん派遣】で検索すると、多数ヒットしますが、どこが安心出来るのかが不明ですし、心配です。
御社の派遣される僧侶は、本当に大丈夫ですか?」
との内容でした。
勿論、「大丈夫です!どうかご安心下さいませ。」と即答いたしました。
上記内容のお電話やメールは日常茶飯事ですし、
弊社の得意分野でもあります。
近年、ユーザー様より、このようなお悩みを 電話・メール・LINE にて拝聴する機会が増えました。
❶ 読経の声が小さい
❷ お経を読み間違えた
❸ 読経が速すぎて雑に聞こえる
等々、あまり法要に詳しくないような方でも
「何かおかしくない? このお坊さん大丈夫なの?…」
と違和感を感じるような、
質の低い僧侶を葬儀・法要に呼んでしまった…
という大変残念なお悩みです。
通夜・葬儀を執り行う時、
菩提寺(先祖代々からお世話になっているお寺)をお持ちでない場合は、
葬儀社さんから紹介されたお坊さんが参上しますので、
喪主・施主様・ご親族は、どんなお坊さんがやって来るのか当日まで全くわかりません。
また、事前にインターネット上で検索し、僧侶派遣会社へご依頼される方もいらっしゃるでしょう。
でも、その場合も、葬儀屋さんからご紹介された僧侶と同様の事が言えます。
これは、やはりお坊さんを『紹介・派遣している会社側』が、
お坊さんを書類だけで通し登録してしまい、
読経を聞いたり面談をしたりといったことをしていないことが一番の要因です。
現在の僧侶派遣会社の約9割は、『派遣側の会社』と『派遣される側の僧侶』
との面識が全くありません。
僧侶側は、会社側指定の必要提出書類(履歴書・写真・僧籍免許証)のみで登録完了でき、
依頼者様の最寄りの寺院・僧侶を指定場所へ派遣する
といったシステムです。
したがって、僧侶の読経のレベル(お経の上手い下手・声質・声量)、
さらには、作法・所作・身なり・言動等のチェックは致しませんし、
現実問題、そこまでの完成度を追及致しておりません。
確かに1人1人面談すると時間がかかりますし、
提出書類のみでさっさと通した方がビジネスとしては割がいいのでしょうが、
お客様の大切なお葬儀が台無しになってしまうのですから、
紹介・派遣元は僧侶の質に関して責任を持つべきです。
また、僧侶派遣ではなく、菩提寺(先祖代々からお世話になっているお寺)ありの場合でも、先代から後代に変わったことで質が落ちた、
というお声を多々拝聴致します。
そのため、弊社【浄土真宗 お坊さん派遣.com】では
お坊さんに対して必ずオーディションを行い、
読経の質や対人作法といった、お葬儀や法要の場にふさわしい 本物の僧侶だけを手配 しています。
大切な場に僧侶を手配することの責任を重く受け止め、
質の高いお坊さんだけ(法務経験10年以上が必須)を
出向させるよう細心の注意を払っております。
上記内容を赤井様へお伝えしたところ、
「それでは御社にてお坊さんの手配をお願いします。」
とのご回答をいただきましたので、早速手配をし、
8月29日(日)11時よりご自宅にて【四十九日(満中陰)法要】を勤修させていただきました。
法要当日の夜に、赤井様よりお礼のお電話を頂戴いたしました。
「本日は大変お世話になりました。
お越し下さったご住職は身なりもよく、大変お経が上手で、その後の法話も、我々素人にも分かりやすいお話でした。
そして何よりも
私達親族の心情に寄り添っていただいてる感がとても伝わってきました。
笑い話ですが、『お葬式もあのご住職だったら良かったのに…』とみんなで話しておりました。
次回のご法要も同じ○○寺の御住職に来て頂きたいのですが可能ですか?」
との事でした。
「勿論、可能です。」とお答えいたしました。
弊社では、同僧侶のリクエスト・リピートが大変多くございます。
出向僧侶の質の高さのたまものであることを自負致しております。
赤井様。このたびはご依頼を賜り、誠にありがとうございました。
今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。