葬儀やお通夜に持っていくお菓子について解説します

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「葬儀にどのようなお菓子を持っていけば、良いのかわからない。」
葬儀に関して様々なマナーが存在しますが、持っていくお菓子についてその用途まで考えたことはないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、通夜や葬儀において持っていくお菓子について解説します。

 

⑴ お通夜や葬儀に持っていくお菓子のマナー

 

お通夜に持っていく用途

地域にもよりますが、お通夜の場合は、故人と親しかった友人や知人がお菓子を持っていく通夜見舞いという文化がある場合があります。
これは、故人に対して持っていくお供えではなく、通夜の参列者が夜通し故人と過ごす遺族のために持っていくために用意するものという意味合いです。

 

葬儀に持っていく用途

葬儀や法要の際に、故人が好きだったお菓子などをお供えとして持っていくことがあります。
この際のお菓子は、故人への感謝やご遺族への弔意の気持ちを表すという意味合いで送ります。
最近ではあまり見られませんが、以前は、葬式饅頭がありました。
葬儀で供養していただいたことに対して、感謝の意味を込めてお返しする饅頭です。
お葬式当日の帰りに配られます。
地域によって、色や形、製法は異なり、葬式饅頭を配る文化が残っている地域もあります。

 

*持っていくお菓子の種類

持っていくお菓子については、お供え物として持っていくのであれば故人が好んでいたものを送るのが良いでしょう。
お通夜の場合、通夜見舞いであることを一言添えて、予算を2000円から3000円を目安にお菓子を送ると良いでしょう。
その際、日持ちできないものを持っていってしまうと、食べずに処分という形になり、ご遺族の方に気を使わせてしまう場合があるので、日持ちできるものを選ぶようにしましょう。
また、小分けになっているものであれば、お通夜の後に参列者同士で分けられるので、小分けになっているものを選ぶとなお良いでしょう。
葬儀の場合は、故人の好きだったものを送るのも良いですが、葬儀の終了後に持ち帰ることを想定して、常温保存が可能なお菓子を選ぶと良いでしょう。
それを踏まえると、葬儀に遠方から来られる方もいらっしゃるので、かさばらないものを選ぶと参列者の方が持ち帰る際に困らないので、葬儀に持っていくのに適していると言えます。

 

⑵ お通夜におすすめの和菓子

おすすめの和菓子は、饅頭、最中、ようかん、せんべい、どら焼きです。

 

*饅頭

お通夜や葬儀で、よく使われるお菓子の代表格でしょう。
饅頭は昔、簡単に口にできなかったお菓子です。
そのため、ご先祖や仏様に敬意を示すという意味を込めて、お供えすると言われています。

 

*最中

日持ちがよく、常温保存ができるので、お通夜や葬儀に持って行くお菓子として向いているでしょう。

 

*ようかん

種類によっては、常温で一年以上持ちます。
ようかんを選ぶ際は、小分けになっているものを選びましょう。

 

*せんべい

せんべいの詰め合わせは、昔から人気があり、お通夜や葬式に持って行くには、定番のお菓子です。
おかきやあられなど小分けされているものが多く、好まれます。

 

*どら焼き

日持ちがよく、見た目も派手なものも少なく、お通夜や葬儀にも持っていくには向いているでしょう。

 

⑶ お通夜におすすめの洋菓子

お通夜におすすめの洋菓子は、クッキーやマドレーヌ、ゼリーです。

 

*クッキー

クッキーは幅広い年代の方から好まれます。
お通夜や葬儀に持って行くお菓子に困った時は、クッキーを選べば間違いありません。

 

*マドレーヌ

マドレーヌもおすすめのお菓子です。
お年寄りの方でも食べやすいお菓子で、常温保存もできるのでおすすめです。

 

*ゼリー

ゼリーは、小さいお子様にも喜ばれ、小分けになっているので、配りやすいお菓子でしょう。
ゼリーには様々な種類がありますが、果物が入っているゼリーが人気です。
お年寄りの方が多い場合は、硬いせんべいやおかきより、柔らかいものが好まれます。
また、小さいお子様が多い場合は、和菓子よりゼリーやクッキー、または洋菓子の詰め合わせも良いでしょう。

 

⑷ お供えのお菓子の渡し方とは?

お供えのお菓子の場合は、基本的に施主に渡します。
タイミングは、訪問先の玄関や仏前で施主に挨拶を済ませた後です。
また、直接仏壇にお供えする場合もあります。
しっかりと施主に挨拶をしてから、渡しましょう。
渡す時は、袋から出して、施主から文字が読める向きにしてから渡します。
仏壇に直接お供えする際は、置いてあった香典やお供え物の向きに合わせておきましょう。

 

❖ まとめ

今回は、通夜や葬儀において持っていくお菓子に関して、お菓子を持っていく意味合いやマナーについて解説しました。
お通夜や葬儀に持っていくお菓子は、他のマナーと同様に、それぞれ意味合いが異なります。
お通夜や葬儀は故人との別れを惜しむ場ですので、マナーをきちんと守って最後の時間を過ごしましょう。
その他、お通夜や葬儀に関してわからないことやご質問などありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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