従来のお墓とはさまざまな部分で異なる【永代供養】。
遺骨やお墓の管理・供養を任せられるといったメリットは、永代供養ならではのものです。
しかし、異なる部分が多いだけに、メリットだけではなく、永代供養特有のトラブルが発生する事例もあります。
そこで今回は、永代供養で起こり得るトラブルと、それを避けるためのポイントをご紹介します。
⑴ 永代供養で起こり得るトラブルとは？
① 親族間のトラブル
お墓をどうするかといったことは、親族にとって重大な問題です。
普段の生活の中でお墓について話し合うタイミングはほとんどないため、いざとなったときに意見の対立が起こってしまうことは珍しくありません。
特に、ご家族や親族が急に亡くなった場合は、お墓についてじっくりと考える時間的余裕がなく、焦りからトラブルに発展しがちです。
永代供養については、なかなか親族の理解を得られない場合もあるため、あらかじめじっくりと話し合っておくことが大切です。
② 契約・お金にまつわるトラブル
永代供養の契約をして、後になってから高額の費用を請求されてトラブルに発展したという事例も存在します。
こうしたトラブルの原因としては、業者との話し合いが不十分であったり、資料にきちんと目を通していなかったりすることなどが挙げられます。
後になって「こんなの聞いていない」とならないように、疑問点や不明点は前もって質問しておきましょう。
③ 改葬・墓じまいにまつわるトラブル
改葬・墓じまいとは、将来お墓を守ってくれる人がいない場合に、従来のお墓を撤去して新しいお墓に遺骨を移すことを指します。
お墓のある場所から離れた場所で生活しており、お墓参りができない場合などに改葬・墓じまいが行われることが多く、通常のお墓に移す場合もあれば、永代供養墓に切り替える場合もあります。
先祖代々受け継いできたお墓を移すとなると、親族から反対されることも少なくないため、前もって綿密な話し合いを行い、理解を得られるようにしておくことが大切です。
⑵ 永代供養でトラブルを避けるために大切なこと
永代供養でトラブルを避けるためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
・家族や親族としっかり話し合う
・永代供養について理解しておく
家族や親族と話し合うことは、前述したように、理解を得ることや対立を避けることにつながります。
急な話だと親族の方も困惑してしまうため、お墓に関する重要な話は早い段階から進めておきましょう。
また、親族の方にきちんと説明するためには、自分自身が永代供養について理解しておくことが重要です。
永代供養がどのようなものなのか、なぜそれを選ぶのかを正しく伝えられるよう、十分な準備をしておきましょう。
❖ まとめ
今回は、永代供養で起こりがちなトラブルとそれを避けるポイントをご紹介しました。
永代供養にまつわる主なトラブルとしては、以下の3つが挙げられます。
・親族間のトラブル
・契約・お金にまつわるトラブル
・改葬・墓じまいにまつわるトラブル
こうしたトラブルを避けるためにも、永代供養について理解を深め、前もって親族の方にきちんと説明することを心がけましょう。
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